米のとぎ汁で乳酸菌が摂れる

米のとぎ汁は万能で様々な場面で有効活用される。
料理の場面では、筍やごぼうの下茹での時に使うとアク抜きが出来たり、身欠きニシンや棒タラなどの干物を戻す時に使うと、エグミがとれて身が柔らかくなる。
掃除や洗濯の場面では、とぎ汁を桶にためて、食べ終わった食器をひたしておくと、油汚れが落ちやすくなったり、とぎ汁を霧吹きに入れて、それを床にまいて乾拭きするだけで、床がピカピカになる。
このように米のとぎ汁が各場面で有効活用されるのが、米のとぎ汁にたくさんの栄養素が入っているからであるということを忘れてはいけない。

米のとぎ汁には、白米の表面の近くに含まれる成分だけではなく、お米のかけらや胚芽のかけら、ぬかなどが入っている。
白米の表面近くにはデンプンのほか、タンパク質が含まれており、胚芽やぬかにはミネラルやビタミン、アミノ酸、その他酵素などが含まれているため、米のとぎ汁には、いろいろな成分が含有している。
しかし、米のとぎ汁には、これらの成分だけではなく、たねもみの中で生きていた乳酸菌や酵母菌、麹菌などの発行微生物も含まれているので、米のとぎ汁をペットボトルに口切り詰めて、室内で常温で1週間寝かせることで、これらの発酵微生物を増殖させて発酵乳酸菌液を作り出すことが出来る。

米のとぎ汁を発酵させる際、黒糖や粗塩を少し入れることで、ミネラルなどより多くの栄養素を補給することが出来る。
この発酵乳酸菌液の活用方法は様々あるが、自宅で手軽に作れるヨーグルトの作り方を紹介したい。
ペットボトルに入れた米のとぎ汁を冷蔵庫で3日間、常温であれば5日ほど放置する。
ペットボトルの蓋を空けて白い塊が浮いていればヨーグルトの完成。
ヨーグルトに使う場合は、上澄みの白い塊をすくって使う。

米のとぎ汁を使ってヨーグルトを作るには、鮮度の高い米が必要となる。
古い米を使うと、うまく発酵乳酸菌液を作ることが出来ない。
この米のとぎ汁で作られたヨーグルトを食べることで、より多くの乳酸菌を一度に摂取することが出来る。